前回「戦略直感」には次の4つが必要とお伝えした。
1.(歴史的な)成功事例の収集
2.先入観にとらわれない平常心
3.成功事例や情報を結びつけるひらめき
4.物事を完遂する不屈の意志
ではこれらはどういう意味なのか?
どうすれば発揮できるのか、事例を挙げながらひとつひとつ見ていこう。
「戦略的直感」とは、「単なるひらめき」とは違うとダガンは言う。
どうすれば発揮できるのか、事例を挙げながらひとつひとつ見ていこう。
「戦略的直感」とは、「単なるひらめき」とは違うとダガンは言う。
それらを科学、戦略学、ビジネス、社会運動などの実例でダガン紹介しているが、
まずは常識を覆されたのが、科学と戦略の分野だ。
コペルニクスなどを研究していたトーマス・クーンによると・・
コペルニクスは、
1.天文学者のアリスタルコスの理論、
2.プトレマイオスの天体観測データ、
2.プトレマイオスの天体観測データ、
3.そして三角法。
この3つを組み合わせて、ひらめきを通して地動説を作り上げた。
さらに、それを理論的に実証したのはニュートンである。
多くの科学者・・フランクリン、ダーウィン、マックウェル、レントゲン
ニュートン、アインシュタイン・・彼らの発見、発明の課程を調べると、
過去の偉人の発見を研究し、そのアイデアを組み合わせただけであるという。
「進歩とは、既知の発見を取捨選択し、再編成することで
全く新しい概念を生み出す課程」とまで言っている
このように、戦略直感を生み出す前に、
いくつかの過去の発見や成功事例と自分の経験を
いくつかの過去の発見や成功事例と自分の経験を
組み合わせることが必要なのである。
しかも課題について解決策を深く熟考しているときではなく、
それが熟成発酵されて、あるとき突如いくつかの組み合わせから
新しいアイデアが出てくるのだ。
「どんな偉大な発明も全く新規の発明はない。
90%以上の発明は過去の発明から発展している」
90%以上の発明は過去の発明から発展している」
とはよく言われる。
優れた科学者による、科学的な思考とは、
次の手順が常識とされていた。
次の手順が常識とされていた。
■仮説→検証→実証
しかし、実際は、
■事例収集→複数の独自の実験→熟成発酵(ひらめき)→仮説
と真逆であったのだ。
これをビジネス、や人生に置き換えると、
「目標設定はするな」ということになる。
もう一度言う「目標設定はするな」だ。
次回は「戦略」ということで、ナポレオンを通してその実例を
見ていこう。
これをビジネス、や人生に置き換えると、
「目標設定はするな」ということになる。
もう一度言う「目標設定はするな」だ。
次回は「戦略」ということで、ナポレオンを通してその実例を
見ていこう。
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