2012年4月11日水曜日

常識が覆された、今までの戦略理論2



戦略論で有名なのが、ハーバードビジネススクール教授のマイケル・ポーター。
彼の理論は有名であり、大変優れたものである。
システマチックな分析手法であり、現状の改善には非常に有効である。

しかし、新しい事業の戦略を構築したり、戦略転換したりする上では、
彼の理論を学んでも、その答えはなかなか出てこないと言える。

では、歴史に残る、戦略家、科学者、実業家などが、
マイケル・ポーターが唱えるような分析やロジカルシンキングだけで
優れたアイデアや戦略を生み出したのだろうか?

実はそれが違うのだ。


たとえば、ナポレオン、コペルニクス、ニュートン、アインシュタイン、
エジソン、ピカソ、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、
ラリー・ ペイジとサーゲイ ・ブリンGoogle創設者)などなど。

実は、彼らそのものの研究だけではなく、認知心理学や脳科学からも、
彼らが最初から大きなビジョンを持って、通常で言われるような
論理的に戦略を組み立てていったのではなく、
そこには「直感」が大きく左右していることがわかったのである。

ただし、ここで言われる「直感」は、単なる「ひらめき」ではない。

コロンビア大学教授のウィリアム·ダガンによると、
十分思考した後に熟成発酵し、大きな喜びと非常に冴えわたった感覚を伴う、
「悟りのような境地」であるという。

これを「戦略直感」とダガンは名付けている。
(哲学や数学の学問においても直観主義という思想もある)

では、この悟りのような境地の直感はどうしたら得られるのだろうか?

ダガンによると次の4つが重要だという。

1.(歴史的な)成功事例の収集
2.先入観にとらわれない平常心
3.成功事例や情報を結びつけるひらめき
4.物事を完遂する不屈の意志

次回、これらについて詳しく見ていく。



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