2012年4月6日金曜日

常識が覆された、今までの戦略理論1




どのタイトルだったか忘れたが、ミリタリー小説の大家トム・クランシーのストーリーに、
こんな一節が出てくる。


「優れた指揮官ほど、自分の直感を大切にする。
どんなにデーターを集めたとしても意思決定の判断材料の40%程度、
残りの60%は直感でせざるを得ないのだ」


この言葉が、十数年、私の中で渦まいていた。

その後、8年前に出会った英国人コンサルタント。
彼は大手企業だけでなく、政府の組織からも依頼のある著名コンサルタントである。

実はその彼もこう言った。


「世の中の常識では、戦略はロジカルシンキングそのものだと思われているが
本当は、論理が半分、直感力が半分である」


その当時、日本ではロジカルシンキングブームであったので、
にわかに信じがたいが、やはり私の心をとらえた。

その直感力をゲームを通して楽しみながらトレーニングしていく、
「リーダーシップゲーム」というものを彼は開発していて、
日本での販売権をオファーされたのだが、
残念ながら、翻訳や優れたインストラクターを育てるのに、
かなりの資金が必要とわかり、このときは断念した。


しかし、彼のこの言葉は、先ほどのトム・クランシーの言葉と重なって、
ずっと私をとらえていた。

ただ、それはあくまでも説であり、科学的データによって実証されたわけではない。


それが、実は昨年、心理学や脳科学の分野において実証されていたのだ。。。

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