●商品は一流、集客も一流、それでも売上が下がる理由とは?
紹介である地方のコンサルティング依頼が来た。
この7~8年地域ナンバーワンの業績を誇っていたのだが、
昨年末より売上が急減。
なんと昨年対比5割を切っているという。
そこで緊急対応して欲しいとの事。
大切な方からの紹介依頼である、
『いざ鎌倉へ』の気持ちでその会社へ駆けつけた。
事前の宿題として
「社員が考えるわが社の改善点」
を出してもらっていたのだが、
「改善点」は、ほとんど出ずに、
そこに書かれていたのは「不満」ばかり。
『これは、かなり重症だな。。』
そう思いながら、現地に着く。
社長へのヒアリングは事前にある程度行っていたので、
まず社員とのミーティングを行った。
やはり、社員の顔から今にも不満がこぼれ落ちそうだ。
『ここでガス抜きをしておかないと、
私が何を提案しても、実行してもらえないな』
私が何を提案しても、実行してもらえないな』
そう思い、その場でコミュニケーション改善のための
ワークショップ実施。
ワークショップ実施。
4時間かけてガス抜きを行う。
そして、最後に次のことを納得してもらい、
約束してもらった。
・ 各人が改めて不満ではなく、改善提案を提出し、
ポストイットを利用して、社内に張り出してもらうこと。
ポストイットを利用して、社内に張り出してもらうこと。
・ その全体の中からどれかひとつ、自分が選び、
あるいはリーダーとなって一緒に行うメンバーを募集し、
自主的に改善実施すること。
・ トップ判断を仰がなければならないことは報告すること。
・それさえも、できなければ決して不満を言わないこと。
「不満を不満で終わらせれば何の発展もないし、
無力感が蔓延するだけ」
無力感が蔓延するだけ」
「他人のせいにすることなく、その気にさえなれば、
現状改善を行う力が自分にもある」
現状改善を行う力が自分にもある」
これらの事は、実際に<体験>して理解してもらわないと、
「不満を口にするな」「まず実行しろ」と、
トップが口やかましく言っても、
まして外部の私がいくら説得しようとしても無理。
実体験してもらうことが何よりである。
さてと・・。次はリーダーである。
社長を含め、キーマン2人との面接。
やはり、思ったとおり、役員の3人も対立構造になっていた。
お互いが「犯人探し」を行っていて、
揚げ足を取りあおうとしてる。
いわゆる自己防衛。
揚げ足を取りあおうとしてる。
いわゆる自己防衛。
これを早急に解決するのは、グループコーチングと
個別コーチングを行うしかない。
個別コーチングを行うしかない。
この問題を先に処理をしておかないと、
どんな改善提案しても、戦略の再構築を行っても
前に進まないからである。
どんな改善提案しても、戦略の再構築を行っても
前に進まないからである。
とにかく緊急を要するのだ。
とはいえ、役員クラスのリレーションシップ
の改善には時間がかかる。
の改善には時間がかかる。
とりあえず、ノイローゼ気味ではないかという
営業の責任者にコーチングを行い、
グループコーチングと他の役員の個別コーチングは
次回にする。
それと同時に、営業においての現状分析を依頼した。
特に契約できた顧客だけでなく、
契約できなかった顧客へのヒアリング調査を
徹底するように念を押した。
契約できなかった顧客へのヒアリング調査を
徹底するように念を押した。
さて2回目のコンサルティングである。
次に、商品のコンセプトと強み分析、
マーケティングの仕掛けと集客の仕組み、
顧客の満足度など。
マーケティングの仕掛けと集客の仕組み、
顧客の満足度など。
ヒアリングしていけばいくほど、
この7~8年間地域ナンバーワン企業だった
この7~8年間地域ナンバーワン企業だった
証拠が裏付けられる。
では、なぜこの1年で売上げが半減したのか?
集客力が落ちたから?
いや、いまだに抜群の集客力を保持している。
それでは・・?
実は、意外なところに落とし穴があった。
<・・・次回に続く>
<・・・次回に続く>
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