2010年8月3日火曜日

カリスマ・コンサルタントとゆかいな仲間たち<16>


●解散

先の事件からおよそ半年後に、会員組織とパートナー制度の解散がK氏から告げられる。
会員への正式告知の約3ヶ月前であった。

パートナー制度が立ち上がって、わずか2年半。
慎重に地盤を固め、今からが本番、アクセル全開と思っていたメンバーもいた。

そしてみんなが本気で日本最強のコンサルタント軍団を目指し、中小企業の活性化の起爆剤になろうとしていただけに、メンバーの驚きと悲嘆は、実際に私が目撃した以上のものがあったと思う。

前にも話した通り、解散理由はあくまでもK氏の個人的な理由である。
パートナーが会員組織の買い取りも提案したが、オーケーは出なかった。

それでも、誰一人、クレームをつけなかったし、パートナー制度参加料の返金を申し出る者もなかった。メンバー全員が本当にK氏を信頼し、心から慕っていた証しだろう。


正直に話すと、この時私は、仕方のないことであるが、あまりにもK氏は無責任ではないかと思っていた。

しかし、今から思うと、この解散のタイミングは最適であったといえるであろう。
パートナーのメンバーにおいても、会員においても、K氏や会員組織に依存することなく、本当の意味で自立していった。

インターネットの成長期であり、それ以前、あるいは現在と比較しても、はるかに低いコストで顧客が集められた。

また出版業界も新しい著者を求めていた時期であったからである。
解散後、数年もかからずにメンバーの著書100万部は達成されたのである。

そして、会員組織においても一旦解散し、リセットすることによってマンネリ化が防げる。リスタートすることによって、会員組織に新たな風土、新たな意欲、新たな制度を作りやすくなるからだ。


ビジネスにおいては「見極め」以上に「見切り」が重要である。

責任感や理想だけでビジネスを続けることは、損失だけでなく、逆に無責任な結果につながり、より多くの人々に迷惑をかけることを、私はその後、自ら学んだ。

そして、ビジネスの成功にとって何が大切かと問われれば、次の5つだと躊躇なく私は答える。
その他に必要なものは幾つもあるだろう。
しかし、5つだけといわれれば・・・


1.「発想力を生み出す、健全なセルフイメージ」

2.「本質を見極める、戦略的な視点」

3.「集客スキルとマーケティング情報」

4.「自分の仕事が好きだといえる情熱」

そして・・

5.「見切る決断力と実行力」

この5点の「知・情・意」が最も大切と私は断言する。

もちろん、マーケティングを行うための最低限度の資金も必要であることはいうまでもない。


こうして、解散はメンバーそれぞれに、新たな成長と新たなスタートのための、大きな転機となったのである。

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