2010年7月9日金曜日

カリスマ・コンサルタントとゆかいな仲間たち<6>


●原動力その2

さて、この最終的に選ばれた9人だが、個性豊というか、個性の強い面々が揃った。

コンサルタントを生業としているのは1人。
後は建設業、税理士、IT関連などの事業を行っていた。
やはり、コンサルタント業界にどっぷりと浸かっているより、実業を経験しているということは大きな力だと思う。

実際に彼らはその後大きく実力を発揮していった。
彼らのユニークさはまた改めて詳しく紹介したい。


この養成講座のもう一つの大きな原動力は、
それぞれが自分の著書を出版したいと強く願ったことだ。

パートナーコンサルタント養成講座が始まって直ぐにK先生がぶち上げた。


「一人一人が著書を出し、メンバー全員で100万部を売ろう」

「その利益の一部でディズニーランドを貸し切って、親のいない子供たちを招待しよう」


自分の本を出版することによって、
このパートナーみんなのためになる。
K先生のためになる。
会員みんなのためになる。
そして、子供のためになる。


『すごいことだ!』


と思いつつ、最初は皆とまどった。動揺した。

なぜなら、当時は今と違って、まだまだ出版社業界は敷居が高く、誰でも著者になれるような、風潮ではなかったからだ。


『えっ、オレが著者になれるの?』


その当時誰もが半信半疑だった。

誰もがそう思いながらも、大きく夢が膨らんだ。


『著者になればどれだけ箔がつくだろうか』


とそれぞれが将来の自分の成功した姿をイメージした。

K氏が優れているのはここだ。
人々に将来ヴィジョンを描かせ、夢を持たせる、天性の才能があるのだ。

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