2010年7月28日水曜日

カリスマ・コンサルタントとゆかいな仲間たち<13>


●コラボレーション成功の秘訣


その後も勢いはとどまることはなく、パートナーたちはいろんなユニークなイベント、コンテンツの開発を行っていった。

K先生の提供するコンテンツだけでは飽き足らなかったのだ。

いやもともと枠には収まりきらない連中の集まりである。
自分たちの中のユニークさを発揮したくてたまらない衝動がふつふつと湧き出し、漏れ出していたのだろう。

新しいセミナーの開発
共同のニュースレターの発行
パートナーのメルマガの発行
共同オンデマンド出版
共同のオーディオ教材
起業家のための大学構想

・・・などなど。
もちろん、没になった企画もあるが、次から次へと卒業して1年もしないうちに、いろんな企画が形になっていった。

まさに「守・破・離」の「破」ので時期であった。

しかし、全く仲よくやっていったのかというとそんなこともなかった。
常に議論がさかんに行われたし、不満も渦巻くこともあった。

それでもうまくやって行っていたのはやはり、価値観やミッション、ビジョンが共通していたからだ。

実はこの1年後にこのパートナー制度は解散となる。
これはK氏の個人的な理由から、会員組織を休止してしまったため、解散となるのである。


しかし、いくつかの理由で亀裂が入り始めていたのも確かである。

それは、価値観を共有できない新メンバーが途中から入って来た時から始まった。

そして私が調整役を下りたことにも原因がある。
私が他の新規事業に没頭するために、またロイヤリティを受け取ることに、抵抗感が生まれ始めたからだ。その理由はまたあらためてお話しするとして・・


この時期、いくつかのコラボレーションを行うにあたって、成功する秘訣は次の3つが重要であることが身にしみてわかった。

1.価値観が同じメンバーであること
2.役割分担を明確にしてからスタートすること
3.役割による報酬を明確にしてからスタートすること


この3つについて、参加者全員が事前に十分納得できていなければ、後々トラブルとなる。その時は他のメンバーを探すか、企画そのものを一時中止することさえも大切である。

逆にこの3つが十分納得できていたときにはプロジェクトは加速度をつけて進むだけでなく、より価値の高いものへと変化を遂げて行った。

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