●成長をブーストさせた秘密
以前にも紹介したように、このパートナーコンサルタントの面々は非常に個性的であり、またそれぞれユニークな経歴を持ち、型破りな人生を送ってきた。
それだけに当然、貪欲であり、成長も早い。さらに気の早い連中もいた。
養成講座が始まって一カ月もしないうちにオンデマンド出版のコンテンツを作り上げ、それを数億円で買わせてほしいと、大手企業からオファーをもらっている者。
セミナーを自分自身で企画し、新聞広告などを使ってすでに集客し始める者もいた。
早く言えばフライングである。
それをK氏は諌めるどころか、なんと奨励をした。
そして、この気の早い連中の強い要望もあって、養成講座がスタートして3カ月目には、卒業式を迎えずにセミナー活動やコンサルティング活動のゴーサインを出したのである。
ただし、1年後には認定を改めて行うという条件付きで。
しかし、コンサルティングという仕事を経験しているのは数人であり、ましてセミナー講師としての経験を積んでいるのは1人だけであった。
そこで、生みだしたのが、セミナーやコンサルティングの内容によって、その時々、コンビやチームを組むという手法である。
まず、モデルとして私が九州チームというのを作り、九州でセミナーやコンサルティングを開始したのを皮切りに、各地でチームでのコンサルティング活動が立ち上がった。
・理論型(管理型)と直感型(起業型)の凸凹コンビ
・おふざけが大好きなエンターテイメントコンビ
・20代で経営的才能を発揮していた秀才コンビ
・会計業を中心としたチーム
・女性が大好な夜の帝王チーム
・同じく女性が好きでもハンティング型チーム
・あくまでも自分のコンサルティングスタイルを確立しようとするローンウルフ
・・・など。
当然コンビを組めば取り分は半分。
チームで人数が増えるほど取り分は減っていく。
だから早く一人で主催できるように、みんな真剣に相手から学ぶ。
自分の良いところはどこか、相手の良いところをどう取り入れるべきかを見極め、修練を積んでいく。
そして、1年もせずにほとんどが独り立ちしていった。
まあ、とんでもないメンバーだったからこそ、これだけの早さで成長をして行ったと、当時は私も思った。
しかし、後で知ったことだが、多くのメンバーが、私の作ったマニュアルを赤線だらけにし、K氏のセミナービデオは擦り切れるくらい視聴し、自分で何度もリハーサルを行っていたのだ。
こういう私もマニュアルを作るためにK氏のセミナービデオは20回以上は見たし、その後も自分のものにするためには30回以上は視聴した。
究極の成長モデルは「守・破・離」
そして「守」がなければ次のステップはない。
「守」とは、やはり「量稽古」そして「実践、実践、実践」なのである。
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