2010年7月1日木曜日

カリスマ・コンサルタントとゆかいな仲間たち<1>

このブログをお読みいただき、ありがとう。

ブログを続けるにあたって、ただ単に「理論」や「べき論」を語っても、読んでくれるあなたもきっと面白くないと思う。

そこで自己紹介も徐々にしながら、10年前、今をときめくコンサルタント達がどのように成長していったか、どのように年収数千万円、あるいは数億円を稼ぎ出していったのか?

裏話を含めて、実話を今回よりシリーズでご紹介していこう。


●転機がやってきた


私がある地方で経営コンサルタントと名乗りだして3年。独立起業して10数年。
その時にやっと大きなチャンスを掴める可能性が訪れた。

もっとも経営コンサルタントと名乗れば格好はいいが、もともとは自信がなかった。

学歴はなんと高卒。しかも留年ぎりぎりでなんとか卒業出来た程度。
コンサルタントファームはもちろんのこと、コンサルタント会社などに務めた経験もない。

社員研修の講師としてフリーでやっているときに壁にぶち当たり、その答えを探しているときに幸運にもランチェスター戦略で有名な竹田陽一先生と出会えた。

その壁とは企業に入って長期的に社員研修を行い、社員のモティベーションが上がれば上がるほど経営者とのトラブルに発展するのだった。

「経営者に戦略がないとそのような問題になるんだよ。まずは私の経営教材を販売しながら経営コンサルタントとして勉強してみないか」

と誘われたのだった。

それから竹田先生がセミナーを行うと聞くとその度に追っかけまわした。
竹田先生のセミナーを何十回受けただろうか。
その後、経営教材を売るために私自身も無料セミナーを見よう見まねではじめたのだった。

そして無料や有料セミナーを何度も行ううちにコンサルティングをやってくれないかと依頼を受けるようになったのである。

といってもその頃はまだ年収一千万円に満たない、地方の自称コンサルタント。
そんな田舎コンサルタントに全国区になれる転機がやってきたのだ。

「もう会員が増えすぎて、増えすぎてとても一人では面倒見切れないんですよ。そこで私のところの会員さんをフォローしてくれるコンサルタントを全国に養成しようと思ってるのですが、協力してくれませんか」

そういってくれたのが当時ビジネス書で異例のベストセラーを執筆したK氏。
マーケティングノウハウを情報提供する会員制組織を運営していたのだが、そのベストセラーによって急激に会員が増え、コンサルティングの依頼も急増していたのだった。

「えっ、私でいいんですか・・」

『この田舎者の自称コンサルタントでも・・・』とはさすがに言えなかった。

この有名な人と一緒に仕事が出来る。しかも片腕として。
そう考えただけでも声が震えた。『夢のような』という言葉があるが、それはあくまでも例えであって、そのような体験を自分がするとは思わなかった。

『夢なら醒めないで欲しい・・・』

そんな言葉も自分が体験しようとは。

そう誘われてから1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎた。
しかし、待てども、待てどもそれから何の連絡もなかった。

やはり気まぐれだったのか、私が誘われるわけがないよな。と考えつつも諦めきれない。
この人と一緒に仕事が出来るだけでも自分自身に自信がつくだろうし、これから大きなチャンスがやってくるかも知れない。そう思うとどうしても諦めきれなかった。
だめで元々じゃないか、そう自分を励まし、恐る恐る電話を入れてみた。

「先日お話し頂いたコンサルタント養成の件、どうしますか」

「ああ、ごめんなさい。ついつい忙しくて。じゃあ一度会ってじっくり話しましょうか。来週あたり東京まで出てこられますか」

緊張しながらも『やった!』、と心の中で叫んだ。

「はい、時間を作ります」

と答えたが、『今からでもすぐに伺います、例えアメリカでも・・・』
というのが本心だったのである。

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